イベント
2018/01/31
【レアジョブ法人向けセミナーレポート】オンライン×オフライン双方の良さを組み合わせた英会話研修を導入! “最近注目の英語研修「ブレンディッド研修」とは?”
2018年1月31日
オンライン×オフライン双方の良さを組み合わせた英会話研修を導入!
“最近注目の英語研修「ブレンディッド研修」とは?”
皆さまの会社では、どのような形式で英語研修を実施していらっしゃいますか?
オンライン英会話レッスンをはじめ、集合型研修、通学型英会話教室、eラーニング、英会話カフェなど、企業の社員向け英語研修には様々な学習スタイルが存在します。
オンラインレッスンの主なメリットは、「低価格」で「多くの発話量の確保」をすることが出来る点で、より多くの社員へ受講の機会を提供できます。
一方、オンラインレッスンを既に導入されている企業からあがる声として、
「きちんとレッスンを受講する社員が限られる」「どのように学習していいかわからないという声が多い」「独学はモチベーションが続かない」など、モチベーション維持や学習の仕方に関する悩みが多くあります。
そこで近年注目されているのが、オンライン英会話レッスンと対面式のグループレッスンを組み合わせた「ブレンディッドラーニング」。レアジョブでは、2016年より「ブレンディッド研修」を提供しています。先日、この「ブレンディッド研修」をテーマにした法人向けセミナーが、株式会社レアジョブと、対面式グループレッスンを提供する株式会社フェニックス・コンサルティングの共催で開催されました。
セミナーでは、すでに「ブレンディッド研修」を導入している、ハスクバーナ・ゼノア株式会社、理想科学工業株式会社の研修ご担当者様をお呼びし、パネルディスカッションを実施しました。今回は当日の様子をレポートします。
1効率的に、各社員の多角化したニーズに対応していくためには?
『英語教育3.0』 これからの英語教育 成果を出すために
株式会社レアジョブ 代表取締役社長 中村岳
そもそも英語を話せるようになるために、何が必要なのでしょうか。トップバッターとして、当社代表中村が登壇し、「社員の英語力向上」という目標に対して、どのようにすれば成果が出るのか?というテーマのもとお話をしました。
『英語を話せるようになるために必要な時間は約3,000時間。義務教育で学んできた時間を差し引くと、残り約2,000時間が必要で、それをどう埋めていくが英語を話せるようになるために重要な要素となります。
オンライン英会話ではとにかく話す練習をしていくことができます。しかし、英語の必要性の有無、英語学習法への理解度によっては、目標達成に向けてそれだけでは不十分の可能性もあります。』英語の必要性の高さ、英語学習法への理解度のマトリクスに合わせて、どのような手段が必要なのかをご紹介しました。そして、「モチベーション向上施策」、且つ「正しい英語学習法」を理解してもらう手段として、ブレンディッド研修は有効です。
2 パネルディスカッション「ブレンディッド研修導入の経緯とその成果は?」
第二部では、ブレンディッド研修を既に導入している企業の方々をお呼びし、生の声をまるごとお聞きするパネルディスカッションを実施しました。
・ブレンディッドラーニングとは?
ブレンディッドラーニングとは、eラーニングによる個別学習と、座学による集合学習を組み合わせ(ブレンド)し、双方のデメリットを補い合いながら両方のメリットを生かして、効果的な学習を行う方法のことで、アメリカの教育現場などで急速に普及しており、研修の学習効率を高める手法として、日本の教育機関や企業などでも注目されています。
レアジョブでは、モチベーション維持や実践する機会の提供を目的として、「オンライン英会話レッスン」と「オフラインセッション」を組み合わせ、「ブレンディッド研修」を提供しています。オフラインセッションの内容は、オンラインレッスンとも連動させ、各企業様の研修目的、受講者の方のレベルなどに合わせカスタマイズをいたします。
今回は、ブレンディッド研修にてオフラインセッションをご提供いただいているフェニックス・コンサルティング様にもお越しいただき、モデレーターをご担当いただきました。
・ハスクバーナ・ゼノア株式会社 人事・総務部
小林真佐子様
ハスクバーナ・ゼノア株式会社さまは、農林業機器を中心とした機器メーカーで、10年前までは国内資本でしたが、スウェーデンのハスクバーナ社の傘下に入ったことで、本社へのレポート、海外パートナーとのMTGなど必要な場面が急速に増え、英語力の向上が求められています。英語研修については、自己啓発支援を中心に、集合研修、海外派遣など「グローバル人材育成体系」を英語のレベルに区分けし、各段階でどのような研修メニューが必要なのか整理をされています。もともとTOEICスコア向上を目的に「社内英会話レッスン」が行われていましたが、年々、受講率が低下、またもっと会話力にフォーカスした研修が必要、という課題が上がっていました。そこで、オンラインレッスンだけでなく、対面研修の良さも残した形での研修を期待され、ブレンディッド研修を導入されました。
対象の受講者はリーダー層や管理職を中心に、英語の必要性に迫られている人であったため、部門長からの推薦、高い受講率、スピーキングテストのレベルを上げることなど、高いコミットメントを求めて選定され、カリキュラムはビジネスに特化したものにされました。
結果として受講率も平均的に非常に高く、通常半年間の研修で5~7ポイント程度の上昇が見込まれるスピーキングテストのスコアが、同期間で20ポイントもあがり、TOEICスコアも平均で65点アップと良い効果を得られました。
・理想科学工業株式会社 開発管理部
飯田康一郎様
理想科学工業株式会社さまは、オフィス向け印刷機・プリンタのメーカーです。製品開発拠点が国内のため、現状英語を使う場面はあまり多くありません。しかし、世界180の国や地域で製品を活用いただいている状況で、お客様とエンジニアが直接やりとりする事も求められるため、今後英語の重要性が高まってくると考え、英語研修の強化に取り組まれています。
以前は海外出張の多い開発企画部門の社員を対象に、グループレッスンを実施されていましたが、対象者を拡大する際、コストが課題となり、オンライン英会話を二年前から導入されました。グループレッスンは並行して実施されていて、みなさん楽しんでいたこともあり受講率は高い一方、オンラインレッスンとなると途端に受講率が下がり、学習時間の確保が課題となりました。そのため、グループレッスンの良さとオンライン英会話の良さを組み合わせ、ブレンディッド研修を導入されました。対象者は新入社員と若手社員。大切にされていたこととして、グループレッスンの時と同様、「楽しさ」を据え置きにし、また普段英語を使う場面が少ないため、今後仕事で使う場を想定して、会社や自分のことを英語で表現できるようになる、というのをオフラインセッションのテーマとし、オンラインレッスンも連動した内容にしました。
オンラインレッスンは月8回のプランでしたし、レッスン時間も短いためスピーキングテストのスコアに関しては目標に設定せず、受講率を重視。結果、受講率推移のグラフを見ると、オンライン英会話のみの導入だった2016年度研修と比較して全体的に上昇。且つスピーキングテストのスコアも伸びるという結果になりました。
パネルディスカッションの中では、効果や活用法をただお話いただくだけでなく、各社が「グローバル人材育成」「社員の英語力向上」に対してどのような考えを持たれているのか、どのような課題があるのか、という背景について、その他赤裸々な声も詳しくお話いただけたことで、来場者の方々にも「自社で導入する場合、どのようなカスタマイズの仕方があるか」という点がイメージしやすくなったのではないかと思います。
レアジョブ法人向けサービスでは、オンライン英会話だけでなく、各企業さまのニーズに合わせ、多彩なソリューションをご提案しています。
次回、2018年3月8日に「株式会社ジェーシービーが語る!オンライン英会話×海外留学の取り組み」を開催いたします。オンライン英会話×留学プログラムの研修のお取組みと、ご担当者さまご自身が短期集中留学プログラムに行かれた際の体験談等、生の声をお聞きください。
詳細はこちら